とんからり
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「とんからり」表面B5
「とんからり」裏面B5
●もの売り遊び
とうがらし売り/まゆ玉売り/あめ売り/ざる売り
まつりばやし/足踊り/ざる回し
わらべうた/伝承遊び
●お芝居
八王子にちなんだお話
「まゆ玉と龍神」
「でいだらぼっち」
(この中から組み合せて上演します)

作品について
未来をつくるのは子ども、子どもの中に未来がある
劇団風の子が八王子市美山町に拠点を構えて30年がたちました。日本全国の子どもたちに芝居を届ける旅公演の中で、各地方のあそびや文化、芸能に触れる機会が数多くありました。脈々と流れる人々の思いの深さ、そこから表現される伝統文化、芸能の数々。それは、その土地に根付く人々の思いをこめた豊かさを感じさせてくれます。
そして私たちも、ここ八王子周辺に伝わる伝承あそびやわらべ唄、民話、文化、芸能を今一度見つめ直し、掘り下げ、長い間受け継がれてきた素敵な素材をいかしながら、子どもたちと共に新たな劇空間を創りあげていきたいと思うようになりました。
本来子どもがもっている“あそび心” “イメージ力”を信じ、伝承文化を見直すと同時に、現在と未来を生きる我々と子どもたちの手で、この作品を通して、新たな「あそび」や「文化」を再創造していけたらと思っています。
作・構成演出 中島 研
わらべうたと郷土
私たちは、それぞれ生まれ育った土地の空気を吸い、風を、味を、音を、リズム等を五感(官)でいっぱいに吸収して成長していきます。
遠い昔、近い昔、たしかに聞いたことがある
「イナイイナイバー」「オツムテンテン」」
まだ、しゃべれない、うたえない時期に育った環境からの「耳ことば」は、感性を磨き、心を豊かにしていきます。ひざのうえでゆったりと抱かれた安心感、ぬくもり、全身で覚えた快感は、幼い心の財産です。どこかで、だれかがうたったわらべうたを、おもしろかった、楽しかった、うれしかった感動と共に、だれかが、どこかへ運んでいきました。自然や文化的環境のちがいはあってもわらべうたは、その時代を反映してうたわれていきます。
私たちの生活環境がどんなに変わっても、無視されても、わらべうたは、どんな隙間からでも、子どもたちの心にしのびこんで、生命力をかちとってしまいます。子どもにとっては常に新しく、いつも自分たちの真実を表しているのが本当のわらべうたなのです。
あそび・わらべうた研究家 古賀由美子



公演にあたり
作品名 | とんからり |
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上演時間 | 1時間 |
準備時間 | 2時間30分 |
後片付け | 1時間 |
公演班人数 | 3人 |
会場条件 | 4間×3間 |
備考 |


スタッフ
作・構成演出/中島 研 | 美術・衣裳/小峯三奈 協力/有賀二郎 | 音楽監修/曲尾友克 |
民俗考証/笠井玲子 | 制作/浅野井優子 | 協力/美山町簓獅子舞保存会・宮下囃子保存会 |