「劇団風の子」は日本全国及び海外で公演をしている児童演劇専門劇団です

 
 

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講師紹介

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研究所講師の紹介

遊びと表現(中島 研/所長)

劇はPlayであり遊びである。
遊びの授業は、お手玉、つながり遊び、イメージ遊びを軸に、単に遊ぶだけでなく、遊び合い、遊び込み、関わり合う中でオリジナルの遊びを創り続けています。
皆でワイワイガヤガヤ物を創り出す中で、一人一人の違いの素晴らしさを発見し、お互いを認め合い、頑張ることなく楽しく「遊ぶ力」と「遊び心」を自然に鍛えてきました。それは、人間が豊かに生き合っていく素を追求、発見する方法論のひとつであり、自分を創る場でもあります。 現在、手足、顔、体全部を使っての世界で遊び、これからのコミュニケーションの有り方を表現として探る“イメージドラマ”づくりに挑戦中。

■1970年、劇団風の子に入団。演出家。現在まで、子どもの視点にたった実験的で新しい作品を創り続けている。海外での活動も盛んで2002年日韓合同公演「マンナム」の演出をはじめ多くの国で作品が上演され高い評価を得ている。2006年より国際児童演劇研究所所長。
■中部学院短大幼児教育学部講師

遊びと表現(中島 研/所長)
音楽と表現(菊池 大成)

心に入力し、心から出力する…これは音楽だけではなく、人の間に生きるものの基本の仕業だと思います。それはまさにキャッチボールの喜び!ところが普段音楽は好きで聴くのに、学校の音楽の授業が嫌い!ってよく聞く話。理由を問うと、曲がつまらない、歌うのが嫌い、楽譜が嫌い、楽器が嫌い、センセーが嫌い、受験にカンケーない、かったるい…理由は様々。でも何らかの理由で音のキャッチボールが出来なかった、という点では一致しているようです。
たったひとつの音が深く心を穿つ。そこからボールはあっちにもこっちにも投げ出され、行く先々で再び人の心を穿つ…この数限りないボールの応酬の中から、少し奇妙な、しかし豊かな喜びのハーモニーが響いて来る!それこそが研究所の音楽の授業のすがたに他なりません。研究生達と共に、今を生きる人達みんなと音のキャッチボールをしていきたいと思います。どこまでも、いつまでも!

■国立音大付属中学・高等学校講師・ピアニスト

音楽と表現(菊池 大成)
身体と表現(若林 宏二)

みなさんは鳥のように空を飛んだことがありますか。

 「私は昔むかし飛びました。」

 中学・高校の時に体操部でした。前宙・側宙・ばく宙などが連続して出来るようになると、足で蹴るのはほんの一瞬で、ほとんど宙にふわっと浮かんで飛んでいます。その時に聞こえるのは、からだが空気を切る音と、宙返りの一番高い時の無音です。
その頃、鳥のように思いどおりに飛ぶ夢をたくさん見ました。夢の中でも飛んでいるのが楽しかったです。たぶん、はじめての頃に、基礎の、前転・後転・側転をゆっくり、じっくり、ていねいに、楽しく繰り返したことが、空飛ぶ夢を見ることにつながったと思っています。

空飛ぶ夢は私の身体表現のもとです。

「むかし私は、無我夢中に飛びました!」

■パフォーマンスアーティスト(演出にもチャレンジ中)

身体と表現(若林 宏二)
ダンス(霜山 由子)

研究所は講師、研究生、共に研究していく場所です。身体と表現は、ただステップや振りを覚えて踊って終わるのではなく、どうすればもっと自己表現が出来るのか?
どれくらい自分を表現出来たか、身体をうまく使えるか?を一年半かけて、バレエやストリートダンスの要素を取り入れながら研究し、新しい自分に出会ってほしいなと考えています。
研究生は入所当時は難しい顔をしながら踊り、途中で諦めていましたが、回を重ねる度に諦めず、リラックスして踊るようになりました。これからまだまだ変化していくことを楽しみにしています。

■表現者としてダンスの道を模索中、探究心とバイタリティーに溢れる若きダンサー。

ダンス(霜山 由子)
ことばと表現(大澗 弘幸)

 「あか」という言葉を聞いて、どんな「あか」を思い浮かべるだろう。
救急車の赤、血の赤、垢落としの垢などなど、人それぞれに「あか」を思い浮かべるだろう。たった二文字なのに人の頭の中で色々なものに変換する。
例えば「へちゃめけろん」という言葉を作ってみる。どんな「へちゃめけろん」を思い浮かべるのだろう。新種の蛙?へちゃめけさんの理論?さらにこれを絵や音や体で表現してみる。想像はどこまでも広がる。受け入れる力があるかないかで言葉はただの文字でしかなくなる。
言葉は曖昧で面白くて美しくて残酷。それは人も同じようだ。
言葉を探ることは人を探ることでもある。
研究生10人は様々な言葉を受け入れる力を持ってきた。それは受け入れる力でもある。そんな一年が過ぎつつある。あと一年どんな言葉に出会うのか、そしてどんな言葉を生み、どんな言葉を持つか楽しみである。

■大学時代から人形劇の作品を生み出し、実験的な創造を続ける。1985年劇団風の子入団。

ことばと表現(大澗 弘幸)
特別授業
  • 有賀 二郎 氏(舞台装置家)

    国内外の伝統芸能の舞台様式における歴史から紐解き、自分の中にある世界観を探り、表現してみる。「道草のすすめ」とともに、研究生たちの探究心に寄り添いながら刺激を下さる有賀先生。

  • 北島 尚志 氏(表現クリエーター/あそび環境Museumアフタフ・バーバン代表)

    北さんの愛称で親しまれる北島さんの授業は、とにかく「関わる」「付けたし・提案」がモットー。次々出される遊びはただ面白いだけじゃない。集中し、頭を使い、真剣になり、歓喜し合い、遊ぶ力を鍛え、そして表現することが恐くない場をつくりあう「共感性を相手にも自分にも持てるか」を考える。

  • 中村 仁 氏(美術アーティスト)

    稽古場いっぱいに並べた様々な形のダンボールを使った美術のワークショップは人と交わる面白さ、自分の中にあるものを取り出す面白さを感じる。そして意外な発見がある。日常の当たり前の景色を、また違った角度から見てみたくなる仁さんとの出会い。

  • 黒田 浩一 氏(こんにゃく体操・ボイストレーナー)

    自分の体のあり方と声を知るための入り口として出会った黒田先生。個々の固まった癖を解しながら、いいところを伸ばしてくれる。コンプレックスで諦めていた声が気持ちよく出せた瞬間の喜びはひとしお。

(他、その時々で様々な講師と出会っています。)

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