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ソノヒカギリ美術館

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ソノヒカギリ美術館

2022年度・2023年度・2024年度
文化庁「舞台芸術等総合支援事業(学校巡回公演)」採択


ソノヒカギリ美術館は言葉の通りその日一日限りの美術館です。
子どもたちが美術館を訪れるお客さんという設定で、ストーリーはありますが、子どもたちと俳優が創り上げるその日ならではのライブ感のある体験型演劇です。




作品について

 ソノキニ・ナールさんとソノバ・シノギさんはソノヒカギリ美術館の学芸員です。毎日あちらこちらで一日限りの美術館を開催しているのですが、今日はこの小学校の体育館でソノヒカギリ美術館を開くことになりました。校長先生から依頼のお電話をいただいたのです。

 児童の皆さんがやってきました。あら大変、まだ準備中なのに!あわてて大きな箱を開いたり包みを解いたりする二人。そこに一人の子どもが迷い込んできました。名前はアキ。

 アキは箱の上に乗ったり、包んであった大きな紙をガサガサしたり放り投げたりして遊び始め、ナールとシノギはちっとも仕事がはかどりません。展示された立派な美術作品さえもアキにとっては格好の遊び相手。ナールとシノギは何とか準備を進めようとしますが、ついアキのペースに乗せられて二人も遊び始めてしまいます。

 遊んでいるうちにシノギが額縁の中に閉じ込められて絵になってしまいました。アキとナールはどうしたらシノギを助け出すことができるでしょうか。ソノヒカギリ美術館は無事オープンできるのでしょうか!?




はじめての美術館

自分の記憶の中にある最初の美術と言われるものは何か問われたら、私はアントニオ・ガウディの建築と答えると思います。石なのにものすごく柔らかなものに感じ、大昔からやってきたのか、遠い未来からやってきたのか。映像ですがひとめで心をわしづかみにされました。いつの日かじかにこの目で見てみたい、それは今も持ち続けている夢です。美術や音楽、演劇には人をとりこにする力があると信じています。

 

ソノヒカギリ美術館は美術展示だけではなく、子どもたちの創作の時間もあります。音楽を奏でる時間もあります。物語を感じる時間もあります。それらをすべてあわせると演劇になります。

この劇を観た子どもたちが自分で思ったこと、感じたことを表現したいと思ってもらえたら、とてもうれしいことです。             

構成演出 大澗弘幸




舞台とアートのコラボレーション

 「遊び」と「芸術」は子どもが豊かに育つために必要不可欠のものです。ソノヒカギリ美術館はこの二つの言葉をキーワードに舞台とアートがコラボレーションした体験型演劇です。

 美術館は静かに絵や彫刻を鑑賞する場所というイメージを持つ人が多いと思いますが、ソノヒカギリ美術館は子どもたちの声が飛び交いとても賑やかです。絵に思い思いの題名を付けたり、ピクトグラム(非常口等に使用されている絵文字)をモチーフにした作品を一緒に作ったり、額縁を使った表現遊びなど、子どもたちの自由な想像力と創造力を引き出し、一人ひとりの発想を大事にし、違いを感じ認め合うことができる美術館なのです。

 子どもたちが展示された美術作品と劇空間を楽しみ、そして自ら表現することも楽しみながら、お互いの存在そのものが唯一無二のアートであることを、理屈ではなく体感し共有することを願っています。

制作 浅野井優子

 





















公演にあたり

作品名 ソノヒカギリ美術館
上演時間 50分
準備時間 3時間
後片付け 2時間
公演可能時期 2024年4月下旬~6月上旬、9月中旬~12月
公演班人数 3人
会場条件 3間×4間
備考  
 

スタッフ

構成演出/大澗弘幸 美術/ナカムラジン 音楽/青柳拓次
身体表現/原田亮 制作/浅野井優子            制作助手/森恭次郎
     

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