「劇団風の子」は日本全国及び海外での公演をしている児童演劇専門劇団です
 
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劇団風の子東京の歩み

                           劇団概要
創立年      1984年  4月

構成人数     35
人(俳優 20人、企画制作 15人)

劇団の理念   劇団風の子東京は、東京都世田谷区北沢に本拠を置

く、児童・青少年演劇の専門職業 劇団です。小、中学校では、都会に

生きる子どもたちを意識したテーマの作品を上演しています。幼児期の

子どもたちには、想像力をひろげたりふくらませたりできる、あそびと発

見のいっぱいつまった作品を上演しています。これからも、子どもの時

間、子どもの世界を守りながら、子どもたちとともに創造し、表現の楽しさ

を共有していきたいと思っています。

主な公演先   子ども劇場・おやこ劇場、小学校、中学校、保育園、幼

稚園、養護学校、子ども会、児童館、等々。

上演回数    年間約620回(約12万人の観客)

  風の子東京と幼児劇

 
 丸の中に目と口がついた絵を描く三才児。4才児では、首や胴体、手足がつき、年下の子の世話もやける。5才、6才ともなると、友達の友達と友達になれる力もつき、みえない世界をみたり、聞いたり、感じたりすることができ、新しい感受性をぐんぐん獲得する。
 まさに感受性のかたまりです。
そして、だんだん自分を発見したり、評価したり、自己と他者の関係を認識していきます。最も人間らしい魅力にあふれる時——人間が人間になっていく面白さ、大切さは、この時期にあるといっても過言ではないでしょう。
 このころの体験が、ひとりひとりの人間にとっての〝原体験〟になっていくのでしょう。
大切に、豊かに育みたいものです。
 
 
風の子東京と児童演劇
 
 人間には、想像する力があり、空想する力があり、創造する力があります。
 その力が様々なジャンルの芸術作品や芸能を生み出し、文明を発達させ、便利すぎるほどの時代を築いてきました。
 しかし、その反面、現代の私たちは、その想像力や空想力が衰えてきているのではないかと思うときがあります。その力の衰えが、時には、人間関係のゆがみを生じ、いじめや自殺など、胸の痛む悲惨な出来事を引き起こしていると思うのは考えすぎでしょうか。
 私たちは今、改めてもっと豊かなみずみずしい想像力、空想力、創造力に富んだ人間の力をとりもどしたいものだと思います。
 生身の人間が交流し、観客との関係の中で成立する「演劇」は、そのことを十分発揮することのできる芸術ジャンルだと思います。
 
 
劇団風の子東京」の歩みと上演作品
 
                          劇団風の子東京の成り立ち

1984

劇団風の子「東京班」が発足。演劇教室作品「ぼくのなかのぼく」を制作。東京および近県を巡演。

   86

対象別3作品、幼児「小さい劇場」、低学年「ジャンとケンとポン」、高学年「おれたちゃ便利屋」を制作。地域の要求にこたえられるキメの細かな活動がはじまる。

    88

劇団風の子「東京班」から、「劇団風の子東京」に改組。

    89

演劇教室作品第2作目「とべ!夢ひこうき」,

2人班「だれかとだれか」を制作。

    91

幼児対象作品「おじ3」を制作。

    92

中高生対象作品「不協和音」、幼児対象作品「小さい劇場(Cプロ)」を制作。

    94

小学生以上対象「ぼくたちの南十字星」を合同制作。

    96

幼児・小学生対象「ものがたりのものがたり」中学生対象「新・おれたちゃ便利屋」を制作。

    99

おやこ劇あそび「もりのたぬきさん」制作。
幼児対象「ガヤガヤとムッツリのたんじょうび」を制作。
演劇教室作品第3作目[のら」制作。

2000

幼児対象作品「あるひあるひのさんさんさん」を制作。


                          劇団風の子関東の成り立ち

 

1992

劇団風の子「関東班」が発足。1990年に完成した劇団風の子の新しい本拠地、八王子センターを拠点に、風の子東京ではまわりきれない関東全域を、八王子からみつめていきたいという思いから発足した。後、「劇団風の子関東」に改組。

   93

小学生対象作品「どきどきどっかん」制作。幼児対象作品「えっへん」制作。

2001

小学生対象作品「森のなかの海賊船」制作。

2002

幼児対象作品「だいじょうぶだいじょうぶ」制作

2003

幼児対象作品「三人よればとんちんかん」を作。

 

 


新しい劇団風の子東京へ

2004

 「劇団風の子東京」と「劇団風の子関東」が合併し「劇団風の子東京」となり、より広い視野での活動が始まる。

2006

幼児・小学生対象作品「風の子バザール」制作。
幼児対象作品「ひなたぼっことあまやどり」制作。

 2007

幼児対象作品「なんかよーかい」制作。
小学生対象作品「陽気なハンス」制作。

 

 

風の子保育室(休室中)
 現在は休室していますが、劇団風の子に欠かせない記憶としてこのページを残しています。
 

 風の子保育室は1979年に劇団風の子に働くお母さんたちのために子どもを預かる共同保育室として発足しました。
 その後、劇団員であるないに関わらず、風の子の方針に共鳴してくれる人たちと一緒に無認可保育室として活動してきました。
 ここには、細かいカリキュラムはありません。でも、忙しい親の仕事にも崩されない生活リズムを身につけさせてあげたい。午前中めいっぱい遊んだ子どもたちは、午後にはたっぷりお昼寝をします。大人の都合に振り回されることのない子どもにとって自然で健康的な生活リズムこそ、幼い時期に最も大切なことです。特別なことを教えるつもりはありません。強制的にやらせるのではなく、日々の暮らしの中で色々なことを自分の身体で感じ、それを言葉で表現できるように、感動を相手に伝え共有できる子どもたちであって欲しいと歩んできました。
 
ぬくもりのある空間
 風の子保育室は下北沢駅から5分、商店街の中のアパートの2階にあるちっぽけな保育室。
 大きな遊具は木製のすべり台と黒箱だけ、おままごとの道具は10年以上前の木製の年代物です。
 設備の整った公立の保育園にありがちな「与えすぎ」はありません。何かが無いのではなく、身の回りにある全てのものが遊びの対象なのです。本当に必要なものは、子どもたちと相談して作ります。何もないところから子どもはステキなおもちゃを創造してくれるのです。
 
毎日が遠足だった!
 都会のコンクリートジャングルでの保育とお思いでしょう。でも2時間を歩く足を持っているこどもたちには、歩いていける場所ぜんぶが園庭なのです。プールがなくてもジャブジャブ池があるし、ブランコだって、すべり台だって・・風の子保育室の子どもたちは、お天気の時は、いつも外へ飛び出します。子どものペースで歩くとまだまだ自然がいっぱいあるのです。どぶ川を埋め立てた遊歩道、所どころ川のままになっている所では、ザリガニもとれます。びわや梅、あんず、夏みかんをねらっての泥棒ごっこ。柵を乗り越えて忍び足。お散歩で取れた収穫物は、ジャムにしたり、おひたしや佃煮になって昼食やおやつのテーブルに並びます。そのお礼に遊歩道や公園の雑草取りのお手伝いもします。子どもにとっては、草取りも遊びのうち、いろんな虫を捕まえたり、蛙を見つけたりで、またまた遊びが始まります。花壇や植木の水やりも大々的に公園で水遊びができるいいチャンス。花壇づくりで、ご一緒したおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に遊歩道にシートを広げ、お弁当を食べたり、地域の中で市民権も獲得していく子どもたちは頼もしい限りです。
 
手作りの給食が自慢
 外での活動の多い風の子では、お弁当をリュックに入れて出かけますが、週に2回給食があります。保護者全員が得意のメニューを出して献立を立て、自宅で作って持ち寄ります。「このシチューのにんじん切ったのぼくだよ」 「おやつのクレープ巻くの、わたしも手伝ったよ」と子ども同士の話も弾みます。アレルギーのある子どもに配慮したおやつを工夫したり、偏食の対策を立てたり、小人数だからこそできる楽しい給食です。
 
とことんミーティング
 風の子では給食だけでなく、活動の内容やを月に1回のミーティングで決めます。保育者から母親への一方通行の連絡会ではなく、各々が保育についての考え方を出し合う会議です。誰か悩んでいたり疑問があったりするときは、とことん話し合います。