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モンゴルの白い馬


劇団風の子関西 作品       
                  

DSC00419.jpgモンゴルの白い馬

 果てしなくうねる草の海。そこで暮らす遊牧の民に伝わる馬頭琴のおはなし。

   王敏・文  李暁軍・絵  小峯書店刊「モンゴルの白い馬」より

 

作品について

 

   あ ら す じ

 中国の北の方、モンゴルには、広い草原が広がっています。そこに住む人たちは昔から羊や馬などをかって、暮らしていました。このモンゴルに、馬頭琴という楽器があります。楽器の一番上が馬の頭の形をしているので、馬頭琴というのです。いったい、どうして、こういう楽器ができたのでしょう。

 昔、モンゴルの草原に、スーホという貧しい羊飼いの少年が年とったおばあさんと二人きりで暮らしていました。ある日遅く、スーホは生まれたばかりの小さな白い馬を抱きかかえて帰ってきました。帰る途中に地面に倒れていたのです。
スーホは心をこめて世話をし、子馬はすくすくと育ちました。スーホと白い馬は兄弟のようにいつも一緒でした。
 ある年の春、殿様が町で競馬の大会を開くというのでスーホと白い馬も参加し、みごとに一等になりました。
 白い馬を気に入った殿様は、わずか銀貨3枚を渡すと、食い下がるスーホを打ちのめしました。やっと家に帰ったスーホは白い馬のことばかり考えていました。
 ある晩、白い馬は殿様の手を逃れ、矢で討たれながらスーホのもとへ帰ってきました。そして次の日、死んでしまいました。
 悲しくてくやしくて眠れないスーホが、やっと、うとうとと眠りこんだとき、白い馬が夢に出てきてスーホに言いました。
「そんなに悲しまないでください。それより、私の体を使って楽器を作ってください。そうすれば、私はいつまでのあなたのそばにいられますから。」
 スーホは、夢から覚めると、すぐ、その楽器をつくりはじめました。

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■いとおしいと感じる心
 スーホが白い馬に抱いた情感は、こどもの時に遭遇する動物たちとの一瞬の輝きに重なります。この「モンゴルの白い馬」では、深い出会いと絆を表現します。

■シンプルな舞台道具
 流木や籐など、自然の風合いを生かした動物たち。柔らかく様々な形に変化する布を使った表現などで、作品のもつ素朴なやさしさと力強さを表現し、子どもたちのイメージがふくらむ舞台です。

■馬頭琴の演奏と歌
 馬頭琴の生の演奏を聴いてもらいます。風がうたっているような馬頭琴の響きは、子どもたちの心に残ると思います。
 歌は全編を通して入り、ものがたりとスーホの感情表現に厚みをつけています。

 長く読みつがれてきたこのものがたりが、舞台になることでよりふくらみを持ち、子どもたちがスーホと一緒に泣いたり、笑ったりしてくれることを願っています。

公演にあたって

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作品名 モンゴルの白い馬
上演時間

65分

準備時間 4時間
後片付け 2時間30分
公演班人数 6人
会場条件 間口8間、奥行6.5間
備考  

■フロア芝居の魅力(体育館のフロア部分に舞台をつくります)
 ・舞台と子どもたちの距離が近く、臨場感、芝居の熱が伝わりやすくなります。
 ・座席は全て劇団がセッティングし、高さを変えたベンチ状の座席でひな壇を作り、後方の子どもたちも見やすいようにしています。

スタッフ

構成・演出/みかみかん 美術/有賀二郎・小峯三奈 衣裳/小峯三奈
音楽/嶋村よし江・福井秀彦 振付/今 貂子
 民族考証/出口英昭  制作/門馬吉範  

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